アトリエシリーズにハマって6作をプレイしてそろそろアトリエ初心者ではなくなってきたので作品比較感想をしていきたいと思います。
ルール
・ナンバリングしてあるタイトルは1から順番にプレイしないと単語がわからなくてなんにも面白くないパターンが多いと感じたので、1からプレイしていることを前提に比較していきます。
・各作品には調合システムと戦闘システムが大きく異なり賛否が人によって分かれますがそこは評価しません。
・後々DX化された作品にはDLCが全て入っているのでDLC込みで作品を評価します。
・SwitchでしかプレイしたことないのでSwitchのみでの評価です。
メインキャラクター→ソフィー、ライザなど操作キャラクター
サブキャラクター→モニカ、プラフタ、タウなどの戦闘参加キャラクター
準サブキャラクター→テス、パメラ、アガーテなどのボイス付き非戦闘キャラクター
モブキャラクター→ボイスなしや名前なしのキャラクター

ソフィーのアトリエ(2015年)
・メインストーリー★★★☆☆
途中からプラフタを人間にしたいという新たな目標ができてから物語の展開が変わり、プラフタがどうなるのか展開がとても楽しみになり、それ見たさに続編を買う人もたくさんいることでしょう。不思議シリーズは実質ソフィーとプラフタが主役といっても過言ではない。
以降の作品では当たり前である≪大人数で外に出かけること≫がなく、他のキャラクターとの絡みが見れないのは残念。各キャラクターが濃いうえ職人が集まっているのでたくさんのストーリーが見れそうである。
最後に突然ラスボスが現れるせいか他の作品と比べてストーリーが重くなく感動さは控えめ。
・サブストーリー★★★★☆
非常に数が多く各サブストーリーが長くやりごたえがある。
モニカとオスカーのイベントはクリア後でしか発生しないのはマイナス点。これによって入手できるキャラスキルもあるし最初から発生するようにすべきだった。
この作品でしか登場しないがハロルのサブイベントは人気。
・やり込み要素★☆☆☆☆
具体的にやりこむところがなかった。
・BGM★★★☆☆
ソフィーのアトリエ(家)、ドールメイクの歌、ラスボス戦BGM、ナザルス戦BGM、ラスボス戦のBGMをアレンジした万物の書庫などBGMが揃っている。
半面、採取地や雑魚戦では低クオリティでたくさんの場所で再生されるためメリハリが激しく力の入れどころが偏っている感じがある。

フィリスのアトリエ
・メインストーリー★★★☆☆
ほとんど街中のソフィーのアトリエと違ってオープンワールドを旅をするのはとても良く、オープンワールドを旅する世界はこの作品が初。特に地図がないのはこの作品だけで、自力でマップを作るのは楽しかった。
メインストーリー自体はそこそこなんだが約1年以内に試験合格しないといけないことが気になってゲームを楽しめなくなってしまう。(過去作品では当たり前だったらしいが)
素材を拾っても歩いてもものすごい速度で時間が進むので常に焦りながらゲームをしなければいけない。せっかくソフィーのアトリエで時間制限が撤廃されたのでそこは免除してほしかった。
あとエンディングまでが短かく、前半で終わる。
・サブストーリー★★★★☆
・やり込み要素★★★★★
一周するだけではみることができないムービーもいくつか存在するため周回プレイ前提のゲームとなっている。
見聞院にデータを収めるため図鑑収集やマップを作る作業がある。これを100%にするためにはかなりの時間を要するのでやり込み要素はトップクラスであるといえる。
・BGM★★☆☆☆
一番印象に残ったのが前作で登場したソフィーのアトリエBGMくらいであとはどれも覚えられなかった。悪くはないのだが。
旅をしてると当然夜になるのだが夜の間はBGMが全く流れないのも不満点。前後作と同じくBGMありで良かったのに。

リディー&スールのアトリエ
・メインストーリー★★★★★
過去作のキャラがたくさん登場する上に明らかに作品のスタッフが遊び心満載でネタがたくさん含まれている。なにより双子が誰が相手であろうとボケ倒し弄りまくりで毎回楽しませてくれる。
この作品から旅は大人数で出かけるムービーになったので会話が楽しい。
とあるイベントで双子が不機嫌になるのだがその時発する声が全て新規であり細かすぎる。
・サブストーリー★★★★★
アトリエシリーズの中でもサブイベントの数は間違えなくトップ。非常に数が多く各サブストーリーが長くやりごたえがある。一人一人のストーリーが非常に濃いので是非すべてを見てほしい。
特にソフィー&プラフタのサブストーリーは不思議シリーズのラストを締めくくる素晴らしいイベントなのでぜひ見てほしい。
・やりこみ要素★★★★★
この作品はマルチエンディングであり、5つのエンディングが存在する。特に最後のエンディングを見るのには非常に時間がかかり達成感がある。
絵の世界には地図が一枚ずつあり、9つ全てを集めるとイベントがある。そのイベントも是非やりこんでほしい。
クリア後に隠しボスや隠しマップなどが大量に用意されており、ラスボスを遥かに超える難易度の敵がいる。具体的にはラスボスがレベル55に対し追加ボスはレベル50〜200など。
・BGM★★★★☆
OPとEDを除いてボーカル付き音楽が4曲あったり全ての曲が耳に残るような良いBGMだった。以前のアトリエシリーズと違いリコーダー+オルガンみたいな全ての曲が手抜きではない。またプレイしてるキャラによってBGMが変わる。
明らかに気合の入った作品だとわかる。

ライザのアトリエ(2020年)
この作品からグラフィックの質が大きく向上した。
・メインストーリー★★★★★
ボリュームもたくさんありストーリーも練られており非常に完成度が高い。ライザ2をやるにあたって専門用語がたくさん多く内容が濃いからこのメインストーリーを進めることは必須。クーケン組の成長もよく描かれており、今までのアトリエと違い自身の生き様や生活について身近に感じさせる内容が多く考えさせられる。
・サブストーリー★☆☆☆☆
サブキャラクターとのストーリーはなし、モブキャラクターとのボイスなしのみと明らかに手抜きである。もちろんイベントスチルはなし。
DLCでサブキャラクターを操作して進めるストーリーがあるがこれもボイスなし。有料だけにがっかりした。
・やり込み要素★☆☆☆☆
地図にコメントを書けるのは1マップに1人のみであるため全て見るためには6週する必要がある。まあ書き込む前にリセットしたりすればいいのだが。
・BGM★★★★★
ライザの部屋、クーケン島、船着き場、かつて夢見る場所、異界、雑魚戦BGM(後半)、裏ボスBGM、エンディング、どれをとっても高クオリティで耳に残る名曲ばかりである。

ライザのアトリエ2(2021年)
・メインストーリー★☆☆☆☆
ストーリーは重いくせに全然感動しなかった。
次の遺跡へ次の遺跡へと「現在の問題」への解決策が見いだせないままどんどん進んでいき最後はBadエンディングになる。途中の遺跡でBadエンディングを避ける方法見つかったのにストーリーで触れもしない。膨らませれる要素はあるためせめてマルチエンディングがあっても良いと思った。
ストーリー中は記憶のかけらを高低差が書いてないマップで探すのが辛い、現時点で行けないのにレーダーが反応する、同じマップを何周をしなければいけないのが辛いなどストレスがたまる要素が多くストーリーを進めるのが辛い場面も多かった。
また全てのストーリーの歯切れが悪く、モヤモヤが残る
・サブストーリー★★★★☆
非常に数が多く各サブストーリーが長くやりごたえがある。
過去につながる出来事が多く”何故こうなったのか”補充が多く前作をやってるプレイヤーなら楽しめる内容となっている。半面前作をやることは必須である。
個人的にはアンペルとリラのサブストーリーもほしかった。
・やり込み要素★★★☆☆
記憶のかけらを探してなぞ解きをすることが残っている。メインストーリーもそうなのだが完成したからと言って特に何も起こるわけではないのでモヤモヤ感が残ってしまう。
・BGM★★★★☆
雑魚戦(序盤)、ライザのアトリエ、王都、ケルドラ城(DLC)、エンディングと良い曲。

ソフィーのアトリエ2(2022年)
・メインストーリー★★★★☆
序盤は”~するためには~さんに会わないといけないよ!”の繰り返しでテンポが悪くあまり良いとは言えなかった。序盤を除いたら満点だった。
ラストはムービーで30分あったりイベントスチルの拘り用や何回も見ることができるようにされてる辺り相当力を入れていることがわかる。
・サブストーリー★★☆☆☆
サブキャラクター5名+準サブキャラクター3名とやや少なめ。それだけならまだいいが内容が軽く薄く短く、難しいイベントが用意されていないのですぐに終わってしまう。
シリーズ恒例のイベント終了間際のイベントスチル(一枚絵)が一枚しかなく、そのせいでイベントスチルがないキャラクターが多い。
プラフタ、ラミゼルのサブイベントをもっと見たい人は多かったはず。
・やりこみ要素★★★★☆
この作品から実装されたボスラッシュが本当に楽しく、数字にできるのが評価点。
・BGM★★★★☆
ボス戦、ズメイ戦、異世界とクオリティの高いBGMが揃ってる。